サンデー毎日さんの取材を受けました
昨日発売の11/13日号サンデー毎日さん「年金制度改革で超ヘロヘロ」において年金夫婦分割案と3号制度についてコメントを掲載していただきました。年金問題に長く取り組んでおられる諸先生方がご覧になるとお叱りを受けるかもしれませんが、全体的に世代間格差に主題を置いた論点となっておりまして、現役世代に広く年金問題を知ってもらいたいと日々思っております当職の想いを実現することができました。当職にお声を掛けて下さいましたサンデー毎日さんにこの場を借りて御礼申し上げます。
やや3号制度については批判的とも取れますコメントとなっております。実際に負担と給付の原則からいえば3号優遇はやめたほうがよいのではないかと個人的には思っております。しかし、そもそも3号の問題となると、中高年世代の高給取りの夫を持つ妻vs若年共働き夫婦という構図で、優遇廃止なり夫の追加負担を、というやや2極的な論調が目立つ気がしますが、例えば子育て中の夫婦などにはこのような優遇策(出産手当金や育児休業給付金など現行でも優遇策はあるがいずれも大企業や公務員の正規社員でなければ対象となりにくい)を設ける議論がもっとあってしかるべきではないかと思います。
毎回このような議論になりますと行政や政治家が批判されますが、そもそも我々が選んだ政治家が作った法律を誠実に執行するのが行政の役割であるという原点に立ち戻れば、国民一人ひとりが関心を持ち、世論を形成して政治(法律)に反映させるのが筋なのではないかと思います。
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