国民年金は損?
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年金・社会保障ネタ
国民年金の第1号被保険者であるとある芸人さん(自分でプロダクション事務所の社長になったり、雇われで無い限り自営業者だからそうなる)とその専業主婦である奥さん、お二人ともきっちり国民年金を納められているとのことだったが、その二人と生涯、厚生年金加入者だった元会社員とを較べて、芸人夫婦が「年金では損をしている」というようなことを、今日、お昼を食べているときにテレビでやっていました。
会社負担もあり、保険料も給与に比例する厚生年金と較べ、国民年金の受給額が低いのは当然で、それを「損している」というのはいかがなものか。
しかも、企業年金も含めた年金月額を「年金長者」などと紹介していたが、これも公的年金を誤解させる内容です。
保険料と給付の関係だけみれば、国民年金だって10年もしなくても元本は返ってきます。こんな有利な商品は民間では提供できません。これでも「損」でしょうか?
それ以上にこの芸人さんは夫婦揃ってちゃんと国民年金納めているのですから、もっとこのことを賞賛してもいいんじゃないでしょうか。
今年も東綾瀬公園でカルガモの子育ての季節になりました。何か今年は子だくさんのようです。
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